ウチには、たくさんの大型犬がいます。もちろんホワイトシェパードですね。そのほかにも小型犬が三人います。
子犬を含めると、おおよそ30人近くの大型犬がいます。
それで、この子らみんなをしつけるかというと、何もやっていません。ただ、人との付き合い方を、犬たちと付き合いながら勝手に覚えてもらっています。
しかし、

画面右から7人がウチの子たちです。
観光地に行って記念写真を撮ったときの画像です。
さて、どうでしょう?こんなことは一切教えていません。フセ・マテのたぐいは一切です。
でもできてしまうんですね。
しかも、記念撮影していたとき、周りにギャラリーが集まって、それぞれの人が撮影していたため、ずっとこのままの状態が続いていました。
うちの子らに限っては、ちっともしつけらしいことをやっていません。ですが、このような場面でも、ちゃんと理解してくれているのです。
犬を飼育し始めるとき、まず一番頭にあるのが、「犬のしつけ」です。
短い単語で言葉を理解させ、その行動をとることを教えなければと思われていることでしょう。
実は一切必要ないのです。
うちではたくさんの大型犬ホワイトシェパードの群れの中で自由に触れ合える見学方法をとっています。
小さなお子さんでもうちの子ら誰とでも触れ合うことができるのです。
噛みつくこともなく、名前を呼べば、嬉しそうに近寄っていきます。
犬のしつけばかりにこだわると、どういうわけか、人を怖がる子に育ちます。
どうしてだか解りますか?
いわゆるいぬのしつけと言われている行為は、すべて犬を支配することが大前提だからなんです。
主従関係と言われますよね。しっかりと主従関係を築かなければならないと。
そんなこと言っている人が、犬との信頼関係を築かなければならない。
と、まったく別の事を言われていたりするんですね。
人と犬って親子の関係で充分なんですよね。親と子だからこそ信頼は当然あるものだし、とても深い関係ができるのです。
皆さんご自分のお子様に、私に従いなさい!という感情をもって接してはいないでしょ?
しかし、家族に迎えたと口で言っているにもかかわらず、愛犬に対しては私に従いなさい!を有無を言わせないような間柄になっていたりする。
これって不思議ですよね~。
私はどうやって育てているかというと、まずすべてを抱きしめることからはじめます。愛犬の気持ちを受け止めて、自分の喜びの気持ちも伝えることができるからです。
自分の伝えたいことがこの人には通じる。って理解した犬は、心から気持ちを伝えてくるようになり、それを受け止めてくれる人のことも、理解しようとしてきます。
あとはお互いに話しかけるだけで、更に深く理解を深めていきますよね。
すると、この人から得た人のイメージを他の人も当然同じように思うわけですから、ウチの子らは誰とでも触れあうことができる子に育っています。
ですから、見学に来られた際、必ず柵の中に入って、全員と触れあうことが出来ます。
但し、ヒート中の子や病気になっていた子は、家の中にいますけどね。
大抵、みんなと触れあうことができ、いくら顔をくっつけて抱きしめても、嫌がりません。それが人だと理解しているからなんですね。
人と触れあうだけで心が落ち着くのが犬なんです。
ですから、どの子も目が優しい。これは見学に来られた方々が、口を揃えておっしゃいます。
目が優しいってね、目に力が入っていないんです。穏やかな表情なんですね。
そんな穏やかな表情のまま、写真に写った子ら7人を私一人で連れて歩いています。心穏やかだからこそ、初めてさせられた行為をちゃんと理解し、そして実行してくれます。
家の中で過ごすのに、フセなんて命令したりしていないんですね。マテとか当然やっていません。
ですから、見学の方から、スワレやフセ、お手なんて言われてもちっともしません(笑)
かわりに、
○○、寝てろ。これだけで自分が寝て過ごすいつもの場所に行って、寝て過ごします。
まあ、見学の方の前で、必ず言っていますよね(笑)ゼファー!お前寝ていろ、チャカチャカするな。ってね。
そんな会話が成立するのは、抱きしめて育てているからなのです。
だからこそ、

こんなことができるんですね。いつも心が穏やかであれば、落ち着いて行動するからですね。
私は、一切やっていません、いわゆる犬のしつけと言われている行為は。
だからこそ、より深くお互いの気持ちを理解し合えるため、こんな散歩ができるんですね。
犬をしつけると考える前に、犬の心を育てることが、最も重要なんですね。
それをご理解いただけるように、ウチでは一切隠さず、すべての子と触れあうことができるような見学スタイルをとっているんですね。